イタリアワインの中でも独特の存在感を放つトスカーナ州。その美しい丘陵地帯で生まれるキャンティは古くから愛され続ける伝統的なワインであり、一方のスーパートスカーナは革新と挑戦から生まれた現代的なワインです。本記事では、トスカーナ地方とそこで生まれる二つの対照的なワインスタイルについて詳しく解説します。
トスカーナ地方:伝統と革新が交わる土地
地理と気候の特徴
トスカーナ(Toscana)はイタリア中部に位置し、西側は地中海(ティレニア海)に面しています。州都はフィレンツェで、シエナ、ピサ、ルッカといった歴史的な都市を含む、イタリアを代表する文化的・芸術的な中心地です。この地域のワイン産地は内陸部の丘陵地帯に広がり、キャンティの中心地はフィレンツェとシエナの間に位置します。
気候は地中海性気候の影響を受け、温暖で乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。内陸部の丘陵地帯では昼夜の温度差が大きく、これがブドウの完熟と複雑な風味の発達を促します。日中の暖かさがブドウの光合成と糖分の蓄積を促進する一方、夜間の冷涼な気温は糖分の消費を抑え、酸味の保持につながります。この昼夜の温度サイクルがブドウの成熟をゆっくりと均一に進行させ、果実の香りと共に複雑な二次的な風味成分も発達させるのです。特にキャンティ・クラシコ地区では標高が比較的高く(250m〜600m)、ブドウの生育に最適な気候条件が揃っています。トスカーナの土壌は「ガレストロ」と呼ばれる粘土・石灰質の土壌と「アルベレーゼ」と呼ばれる砂利を含む痩せた土壌が主で、この土壌がサンジョヴェーゼ種の個性を引き出す重要な要素となっています。
トスカーナの歴史とワイン文化
トスカーナでワイン造りの歴史は古代にさかのぼります。古代ローマ以前、この地域を支配していたエトルリア人(紀元前8世紀〜紀元前1世紀頃のトスカーナに栄えた古代文明)の時代にすでにブドウ栽培とワイン醸造が盛んでした。エトルリア人はワインを宗教儀式や社交の場で重要な飲み物として扱い、装飾的な壺や杯などの出土品からもその文化の一端がうかがえます。その後、ローマ時代を通じて発展し、中世にはキャンティ地方で修道院を中心にワイン造りが行われました。14世紀には「キャンティ同盟」が結成され、ワイン生産の規則が定められました。
近代的なキャンティの基礎を築いたのは、19世紀のバローネ・ベッティーノ・リカーゾリで、彼はサンジョヴェーゼを主体にした現在のキャンティの基本的な配合を確立しました。20世紀に入り、1924年には「キャンティ・クラシコ協会」が設立され、黒いオンドリ(ガロ・ネロ)のシンボルが採用されました。
1970年代には、伝統的な生産規定に縛られない革新的なワイン造りが始まり、これが後に「スーパートスカーナ」と呼ばれる新しいカテゴリーを生み出すことになります。現在のトスカーナは、伝統を守りながらも革新を受け入れる柔軟性を持ち、世界的に高く評価されるワイン産地となっています。
サンジョヴェーゼ:トスカーナの主役
サンジョヴェーゼの特徴
キャンティを支える主要品種が「サンジョヴェーゼ(Sangiovese)」です。サンジョヴェーゼはイタリア中部、特にトスカーナを代表する赤ワイン用のブドウ品種です。イタリアで最も広く栽培されている品種の一つで、その名は「ジョーヴェ(ユピテル)の血」を意味するとも言われ、トスカーナを代表するブドウ品種として長い歴史を持っています。
見た目は紫がかった濃い青色の中型から大型の実をつけ、比較的厚めの果皮を持ちます。収穫時期は気候条件によりますが、一般的には9月後半から10月にかけてとなります。
サンジョヴェーゼはブドウ栽培の難しい品種の一つです。土壌や気候条件に非常に敏感で、同じ品種でも環境によって全く異なる表現をします。乾燥した土壌と温暖な気候を好み、あまり肥沃でない土壌で最高の結果を出します。また、熟すのに時間がかかる晩成型の品種で、早すぎる収穫は酸が強すぎる味わいに、遅すぎる収穫は果実味が失われる原因となります。
成功したサンジョヴェーゼから作られるワインの特徴は、チェリーやプラムといった赤い果実の香り、スミレや乾燥ハーブの風味、そして熟成と共に発達するタバコやスパイス、皮革の複雑なアロマです。酸味が高く、若いうちはタンニンがしっかりしていますが、熟成と共に丸みを帯びてきます。典型的なサンジョヴェーゼはミディアムボディからフルボディの赤ワインで、フレッシュな酸とドライな味わいが特徴です。
サンジョヴェーゼの多様性
サンジョヴェーゼには多くのクローン(遺伝的変異)があり、地域によって様々な名前で呼ばれています。特に有名なのは以下のバリエーションです:
- サンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロ):モンタルチーノ地区で栽培され、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の原料になる
- サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ:エミリア・ロマーニャ州で栽培される
- モレッリーノ:マレンマ地区のサンジョヴェーゼの呼び名
- プルニョーロ・ジェンティーレ:モンテプルチャーノ地区のクローン
このように多様性を持つサンジョヴェーゼは、トスカーナの各地域で異なる表現をし、それぞれに個性的なワインを生み出しています。
キャンティ:伝統と格式
キャンティのテロワール
キャンティは、イタリアの格付け制度であるDOCG(原産地統制保証付き呼称)の中でも最も有名なワインの一つです。DOCGとは、イタリアワインの最上位の格付けで、厳格な生産規定と品質基準を満たしたワインにのみ与えられる称号です。
キャンティDOCGは、トスカーナ州中部の広範囲にわたる生産地域を含みます。その心臓部とも言えるのが「キャンティ・クラシコ」で、フィレンツェとシエナの間に位置する歴史ある地域です。この地域は、「ガロ・ネロ(黒いオンドリ)」のシンボルマークで知られています。
キャンティは地区によって異なる特徴を持ち、以下のように細分化されています:
- キャンティ・クラシコ DOCG:最も由緒ある中心地域で、より厳格な規定があり、複雑さとエレガンスが特徴
- キャンティ・コッリ・フィオレンティーニ DOCG:フィレンツェ周辺の丘陵地帯で、比較的軽やかでフルーティなスタイル
- キャンティ・コッリ・セネージ DOCG:シエナ周辺で、バランスの良い味わい
- キャンティ・コッリ・アレティーニ DOCG:アレッツォ周辺の丘陵地帯
- キャンティ・コッリ・ピサーニ DOCG:ピサ周辺で、やや濃厚なスタイル
- キャンティ・モンタルバーノ DOCG:モンタルバーノ地区で、構造のしっかりしたワイン
- キャンティ・ルフィナ DOCG:フィレンツェの北東に位置し、エレガントな酸を持つワイン
- キャンティ DOCG:上記の地区に含まれないエリアの基本的なキャンティ
これらの地区は、土壌や微気候、標高の違いにより、それぞれ異なる個性のワインを生み出しています。
キャンティの製法と特徴
キャンティDOCGの規定では、ワインはサンジョヴェーゼを少なくとも70%(キャンティ・クラシコでは80%)含む必要があります。残りはカナイオーロやコロリーノなどのトスカーナの伝統的な赤ブドウ品種、または国際品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどを使用できます。伝統的には白ブドウ品種(トレッビアーノやマルヴァジーア)も含まれていましたが、現代のキャンティでは赤ブドウのみを使用することが一般的になっています。
キャンティの味わいの特徴:
- 色合い:明るいルビー色からガーネット色
- 香り:チェリー、プラム、スミレ、スパイス、ハーブ
- 味わい:中程度の酸味とタンニン、フレッシュな果実味と軽やかな飲み心地
- 熟成ポテンシャル:クラシコのリゼルヴァクラスで10年前後
キャンティ・クラシコには「リゼルヴァ」と「グラン・セレツィオーネ」というカテゴリーがあり、これらはより長い熟成期間と厳しい品質基準を満たしたものです。また、2010年からは新たに特定のブドウ畑を示す「ウニタ・ジオグラフィケ・アッジュンティヴェ(UGA)」という制度も導入され、さらに詳細なテロワールの表現が可能になりました。
スーパートスカーナ:革新と挑戦
スーパートスカーナの誕生
「スーパートスカーナ」は、1970年代に始まった革新的なワイン造りの動きから生まれました。当時のイタリアのワイン法では認められていなかったカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどの国際品種を使用したり、DOC規定とは異なるブレンド比率で造られたワインのことを指します。
この革命の先駆けとなったのが、カステッロ・アンティノーリによる「ティニャネロ」(1971年)と、テヌータ・サン・グイドによる「サッシカイア」(1968年)です。これらはどちらも現在では世界的に高く評価されている高級ワインです。
「ティニャネロ」はサンジョヴェーゼ主体(80%以上)にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたワインで、当時のDOC規定ではカベルネのブレンドが認められていなかったため、規定外のワインとなりました。一方「サッシカイア」は、フランスのボルドーの影響を強く受け、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に造られたワインで、イタリア初のカベルネ主体の高品質ワインとして革新的な存在でした。当時、これらのワインは法規制に合わないため「ヴィノ・ダ・ターヴォラ(テーブルワイン)」という最も低いランクに分類されていました。
しかし、1978年、ワイン評論家のルイジ・ヴェロネッリがこれらの革新的なワインを「スーパートスカーナ」と呼び始め、その名称が定着しました。品質的には最高レベルであるにもかかわらず、公式な格付けでは認められないという矛盾から、逆に注目を集め、コレクターや愛好家から熱狂的な支持を受けるようになりました。
スーパートスカーナのスタイルと特徴
スーパートスカーナには明確な定義や規定がなく、様々なスタイルが存在します。大きく分けると以下の3つのカテゴリーに分類できます:
- サンジョヴェーゼ100%で造られるワイン:伝統的なブドウ品種を用いつつも、DOCの規定外の手法で造られるもの(例:フルート・ディ・ヴォルパイア)
- サンジョヴェーゼと国際品種のブレンド:サンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロをブレンドし、より濃厚で国際的なスタイルを目指すもの(例:ティニャネロ)
- 国際品種主体のワイン:カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどを主体に、トスカーナのテロワールを表現するもの(例:サッシカイア、オルネライア)
スーパートスカーナの味わいの特徴:
- 色合い:濃いルビー色からほぼ不透明な紫がかった赤
- 香り:黒い果実(ブラックベリー、カシス)、チョコレート、バニラ、スパイス
- 味わい:豊かな果実味と濃厚な質感、しっかりしたタンニン、新樽由来の風味
- 熟成ポテンシャル:15〜20年以上
1990年代には、IGT(地域特性表示ワイン)という新しい分類が設けられ、スーパートスカーナの多くがこのカテゴリーに含まれるようになりました。現在では「トスカーナIGT」の表記が一般的です。
代表的な生産者たち
キャンティの代表的生産者
キャンティの名門として知られる生産者には以下のようなワイナリーがあります:
- キャンティ・クラシコ協会(コンソルツィオ):1924年に設立され、黒いオンドリ(ガロ・ネロ)のシンボルで知られる組織
- アンティノーリ(Antinori):26代続く歴史ある名門で、革新的なワイン造りの先駆者
- フォンテルートリ(Fontodi):キャンティ・クラシコの中心地パンツァーノに位置する有機栽培の先駆者
- カステッロ・ディ・アマ(Castello di Ama):モダンな設備と芸術への造詣が深いワイナリー
- イザック(Isole e Olena):キャンティ・クラシコの西部に位置し、純粋なサンジョヴェーゼ表現を追求
- バディア・ア・コルティブオーノ(Badia a Coltibuono):11世紀の修道院を拠点とする歴史的ワイナリー
- バローネ・リカーゾリ(Barone Ricasoli):キャンティの父と呼ばれるリカーゾリ男爵の子孫が運営
スーパートスカーナの代表的生産者
スーパートスカーナで特に注目される生産者としては:
- テヌータ・サン・グイド(Tenuta San Guido):サッシカイアを生み出すボルゲリの先駆者
- アンティノーリ(Antinori):ティニャネロとソライアという二つの代表的スーパートスカーナを生産
- オルネライア(Ornellaia):ボルゲリの高級ワイナリーで複数の国際品種を使用
- ペトロロ(Petrolo):ガライオーレのガラトローナで知られる生産者
- テヌータ・デッラマリア(Tenuta dell’Ornellaia):マッセートという100%メルロの高級ワインで有名
- イル・ポッジョーネ(Il Poggione):モンタルチーノの伝統的生産者で、スーパートスカーナも手掛ける
- イザック(Isole e Olena):カイエというサンジョヴェーゼとカベルネのブレンドで知られる
ヴィンテージ(収穫年)の影響
トスカーナのワインは、収穫年によって品質が左右されます。サンジョヴェーゼは特に気候の影響を受けやすいブドウ品種で、理想的には暑すぎず雨が少ない年に最高の結果を出します。
過去30年の中でも特に優れたヴィンテージには、1990年、1997年、2001年、2004年、2006年、2010年、2013年、2015年、2016年、2019年などがあります。これらの年のワインは特に高い評価を受け、長期熟成のポテンシャルを持っています。
一方で、1992年、2002年、2014年などは天候に恵まれず、あまり良くないヴィンテージとされています。しかし、優れた生産者は困難な年でも質の高いワインを生産できることが多いため、ヴィンテージだけでなく生産者の評判も重要な選択基準です。
実際の飲み方とマリアージュ
適切な飲み頃と抜栓のタイミング
キャンティとスーパートスカーナでは、適切な飲み頃のタイミングが異なります。
- キャンティ(スタンダード):リリース後1〜3年以内に飲むのが一般的
- キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ:リリース後3〜8年で飲み頃になることが多い
- スーパートスカーナ:リリース後5〜10年、トップキュヴェではそれ以上の熟成も可能
これらのワインを飲む際は、特にスーパートスカーナや熟成したキャンティの場合、開栓後少なくとも30分から1時間程度、空気に触れさせることをお勧めします。古いヴィンテージのワインの場合は、デカンタージュ(別の容器に移し替えること)して澱を取り除く必要があるかもしれません。
最適な料理との組み合わせ
トスカーナのワインは地元の伝統料理と見事に調和します。
キャンティと合わせたい料理:
- リボッリータ:パンとキャベツのトスカーナの伝統的なスープ
- パッパ・アル・ポモドーロ:トマトとパンのスープ
- ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ:Tボーンステーキのトスカーナスタイル
- パスタ・アル・ラグー:肉のソースのパスタ
- ペコリーノ・トスカーノ:羊乳から作られる地元のチーズ
スーパートスカーナと合わせたい料理:
- シンギアーレ(イノシシ)のラグー:トスカーナの伝統的なジビエ料理
- アニョー(仔羊)のロースト:ハーブを効かせたロースト肉
- オッソブーコ:骨付き仔牛すね肉の煮込み
- 熟成チーズ:パルミジャーノ・レッジャーノなどの熟成したハードチーズ
- チョコレートを使ったデザート:特に赤い果実を使ったものと
これらの組み合わせは、ワインと料理が互いを引き立て合う絶妙なマリアージュを生み出します。
トスカーナのその他の魅力的なワイン
キャンティとスーパートスカーナが最も有名ですが、トスカーナには他にも優れたワインがあります:
赤ワイン
- ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino):サンジョヴェーゼ・グロッソ100%の長期熟成型ワイン
- ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ(Vino Nobile di Montepulciano):プルニョーロ・ジェンティーレ(地元のサンジョヴェーゼ)を主体としたエレガントなワイン
- モレッリーノ・ディ・スカンサーノ(Morellino di Scansano):マレンマ地区のサンジョヴェーゼから造られる果実味豊かなワイン
- カルミニャーノ(Carmignano):サンジョヴェーゼとカベルネのブレンドを伝統的に認められた古い産地
白ワイン
- ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(Vernaccia di San Gimignano):ミネラル感のある辛口白ワイン
- ヴェルメンティーノ(Vermentino):主に沿岸部で造られるフレッシュな白ワイン
甘口ワイン
- ヴィン・サント(Vin Santo):干しブドウから造られる伝統的な甘口ワインで、カントゥッチ(アーモンドビスケット)と共に楽しまれる
ワインツーリズム:トスカーナの魅力を満喫
トスカーナはワインツーリズムの理想的な目的地です。美しい景観の中にワイナリーが点在し、ワインだけでなく、芸術、文化、料理など多様な魅力を楽しめます。
おすすめの訪問地
- キャンティ・クラシコ地区:グレーヴェ・イン・キャンティ、カステリーナ・イン・キャンティ、ラッダ・イン・キャンティなどの町を含む丘陵地帯
- モンタルチーノ:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの産地
- モンテプルチャーノ:ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノの産地
- ボルゲリ:多くのスーパートスカーナの生産地
- サン・ジミニャーノ:中世の塔の町で、ヴェルナッチャの産地
多くのワイナリーでは試飲ツアーを提供しており、ワイン造りの過程を学びながら、様々なスタイルのワインを味わうことができます。また、アグリトゥーリズモ(農家民宿)に滞在すれば、トスカーナの田舎の生活を体験することもできます。
まとめ:キャンティとスーパートスカーナの魅力
キャンティとスーパートスカーナは、トスカーナワインの二つの対照的な側面を表しています。その魅力は以下のようにまとめられます:
- 伝統と革新:キャンティは何世紀にもわたる伝統を守りながら進化し、スーパートスカーナは革新と挑戦から生まれた
- テロワールの表現:どちらもトスカーナの土地の個性を表現しているが、アプローチが異なる
- 多様性と発展:固定された規定に従うキャンティと、自由な発想で造られるスーパートスカーナの対比
- 国際的評価:両者とも世界的に高い評価を受け、イタリアワインの地位向上に貢献
- 食文化との結びつき:トスカーナの伝統料理とのマリアージュを通じて、地域の文化的アイデンティティを体現
どちらのスタイルも、単なる飲み物を超え、トスカーナという地域の歴史、文化、そして人々の情熱が詰まった芸術品と言えるでしょう。キャンティの伝統とスーパートスカーナの革新は、トスカーナワインの豊かな多様性を象徴しているのです。
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